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1 告訴とは

告訴とは

横領犯人に刑罰を受けてほしい場合、告訴をするという方法があります。
告訴とは、被害者が警察など捜査機関に対し、犯人を処罰してほしいと申し出ることを言います。
告訴が受理されると、警察が捜査を開始します。警察が物的証拠を集めたり、犯人や関係者の取調べなどを実施したりして、一通りの捜査が終わると、その事件は検察庁に送られます。このとき、犯人が逃げたり証拠を隠滅したりする恐れがあるなどと判断された場合には、逮捕されることもあります。
送検されると、今度は検察官が捜査の指揮を執ります。検察官が自分で犯人や関係者を取り調べたり、警察に追加の捜査を指示したりして、捜査が続きます。
そして、検察官は、最終的には、その事件を起訴するか、不起訴にするかを判断します。
起訴した場合、今度は刑事裁判になり、裁判所が犯人の有罪・無罪を審理することになります。有罪になれば、犯人に対し、懲役刑などの刑罰が言い渡されます。
他方、不起訴になった場合には、刑事裁判は開かれません。
このように、告訴は、警察に捜査をするよう促し、犯人に有罪判決を受けさせるきっかけとなる行為です。
なお、告訴と似たものとして告発がありますが、これは、被害者以外の人物が、犯人を処罰してほしいと申し出ることを言います。

2 告訴の受理について

告訴の受理について

このように、告訴は、捜査機関に対し、「捜査をしてほしい。」と訴えることです。
しかし、どのような告訴であっても受理、つまり、警察に受け付けてもらえるわけではありません。
たとえば、犯罪にならない行為について告訴をしても、警察は受け付けません。
また、犯罪になりそうではあるものの、それを認めるための証拠がないことが明らかな場合には、やはり受け付けてくれません。
さらに、法の建前としては、犯罪が成立しそうだと考えられる場合には、警察は告訴を受理しなければならないのですが、実際には、警察はなかなか告訴を受理しません。
そのため、警察に告訴を受理してもらうためには、どのような事実が犯罪に当たるのか、それに関する証拠はどのようなものがあるかを、法的にきちんと整理して主張する必要がります。
この作業は、非常に専門的で労力を必要とするため、法律の専門家である弁護士に依頼する方が、うまくいく可能性は格段に高まります。
そして、当事務所では、これまでに多くの顧問先企業の横領事件の相談対応をしてきた実績があるため、どのような事実に着目すればよいかや、どのような証拠があれば警察が捜査を開始しそうかなどについて、実務経験を踏まえてより的確に判断することができます。

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