# 横領犯の責任追及なら弁護士法人グレイス|横領被害にあわれた方へ > 業務上横領など横領事件に強い弁護士をお探しなら弁護士法人グレイスへお任せください。横領した犯人を刑事告訴したい。横領によって被った被害金を損害賠償請求によって回復したい。当事務所には、元検察官の弁護士が在籍していますので刑事事件の経験と実績で経営者の強い味方になります。また、横領の未然防止策や再発防止など私たちが最善のソリューションをご提案いたします。|経営者向け横領被害専門サイト|弁護士法人グレイス --- ## 固定ページ - [湊 志隆](https://keijikokuso.com/lawyer/minato/): 湊 志隆 MINATO Shiryu メ... - [菅原 崇](https://keijikokuso.com/lawyer/sugawara/): 菅原 崇 SUGAWARA Takash... - [赤島 篤](https://keijikokuso.com/lawyer/akashima/): 赤島 篤 AKASHIMA Atsush... - [横領問題にかける思い](https://keijikokuso.com/service/): 1 会社の財産を守る 弁護士 永渕友也 ... - [なぜグレイスは横領問題に強いのか](https://keijikokuso.com/strong-point/): 1 ビジネスの成長を支えたい強い思い 弁... - [サイトマップ](https://keijikokuso.com/sitemap/) - [永渕 友也](https://keijikokuso.com/lawyer/nagafuchi/): 永渕 友也 NAGAFUCHI tomo... - [オンライン対応](https://keijikokuso.com/online/): 弁護士法人グレイスのオンライン対応 弁護... - [Q&A(裁判手続等)](https://keijikokuso.com/qa-procedure/): 裁判手続きに関するお悩み 横領した従業員... - [選ばれる理由](https://keijikokuso.com/reason/): 1 弁護士法人グレイスの理念 従業員によ... - [事務所紹介](https://keijikokuso.com/office/): 弁護士法人グレイスについて 弁護士法人グ... - 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[横領の立証は難しい?横領を認めない場合の対応方法](https://keijikokuso.com/2021/11/18/column2/): 1. 横領被害に気づいたら 従業員による... - [横領と着服、背任、詐欺の違いについて|事例を踏まえて弁護士がわかりやすく解説](https://keijikokuso.com/2021/11/09/column1/): 横領と着服の違い 横領と着服。いずれもよ... - [会社名義で仕入れた商品を転売された?](https://keijikokuso.com/2021/09/09/case1/): 仮想事例 私の会社は、物品販売をしていま... - [インターネットバンキングで不正送金?](https://keijikokuso.com/2021/09/09/case2-2/): 仮想事例 弊社名義の預金口座から、既に退... - [販促用の金券を転売された?](https://keijikokuso.com/2021/09/09/case3-2/): 仮想事例 弊社は、菓子の卸売販売業者です... - [会社名義の定期預金口座を解約された?](https://keijikokuso.com/2021/09/09/case4-2/): 仮想事例 弊社の経理事務担当者が、会社名... - [会社の倉庫内の商品を勝手に売却?](https://keijikokuso.com/2021/09/09/case5-2/): 仮想事例 弊社は医薬品の販売をしています... - [営業社員が売上金を横領した事案](https://keijikokuso.com/2021/08/10/case2/): 事案の概要 営業を担当していた従業員が、... - [従業員がレジ伝票を改ざんし、売上金を横領した事案](https://keijikokuso.com/2021/08/10/case3/): 事案の概要 レジ担当の従業員が、レジから... - [従業員が領収書を偽造し、売上金を横領した事案](https://keijikokuso.com/2021/08/10/case4/): 事案の概要 取引先を回って売買代金を回収... - [支店の責任者が売上金を横領した事案](https://keijikokuso.com/2021/08/10/case5/): 事案の概要 支店の責任者が、その支店の顧... - [【重要】 新型コロナウイルス発令に伴う電話相談等の対応について](https://keijikokuso.com/2021/07/30/covid19/): WEB会議システムとSNSを駆使したオン... --- # # Detailed Content ## 固定ページ - Published: 2025-05-09 - Modified: 2025-05-09 - URL: https://keijikokuso.com/lawyer/minato/ 湊 志隆 MINATO Shiryu メッセージ  悩みやトラブルというのは自分一人で抱え込んでしまいがちです。しかし、いざそれを他の人に話してみると、案外大したことがなかったと分かって安心することや、あっさりと解決策が見つかることもあります。逆に、1人で解決するのが難しいトラブルなのであれば、それこそ積極的に周囲を頼るべきです。  弁護士と聞くと相談のハードルが高いように感じられるかもしれませんが、法的問題を扱っているというだけで、皆様と同じ一人の人間です。  私も弁護士になるまでは、未熟な点... --- - Published: 2025-03-03 - Modified: 2025-03-03 - URL: https://keijikokuso.com/lawyer/sugawara/ 菅原 崇 SUGAWARA Takashi メッセージ 横領は、得てして経営者の皆様が信頼し、大きな裁量を与えた者が加害者である場合が多いものです。 それが故に、発覚が遅れ、甚大な被害を被ることもあります。 また、横領が発覚した場合でも、横領が長期に渡る場合には、証拠となる資料の探索・整理に膨大な手間と時間がかかることから、加害者への追及を諦めてしまう方もいらっしゃいます。 しかし、我々にお任せ下されば、どのような資料を探すべきかという出発点からアドバイスを行い、見つかった資料については丁寧に整... --- - Published: 2025-02-21 - Modified: 2025-02-21 - URL: https://keijikokuso.com/lawyer/akashima/ 赤島 篤 AKASHIMA Atsushi メッセージ  私は数多くの横領の被害に遭われた経営者にお会いしてきました。  信頼していた部下であるからこそ、多くの裁量や権限を与えるものです。ですので、信頼していればいるほど、金銭的な損害の額は大きくなり、横領されていたことを知った際のショックは大きなものとなります。  事案によっては、証拠が乏しく、泣き寝入りするしかないと考えてしまう方もいらっしゃいます。しかしながら、我々は、一般の方では気付きにくい証拠に気付くことができ、加害者の取り調べをするこ... --- - Published: 2023-08-08 - Modified: 2024-09-12 - URL: https://keijikokuso.com/service/ 1 会社の財産を守る 弁護士 永渕友也 弁護士法人グレイスは、社以上の企業様と顧問契約を取り交わし、中小企業から大企業まで様々な規模の企業様に法的サービスを提供しております。また、顧問契約を頂いている企業様の業種も、建設業、運送業、IT関連、医療機関等、様々な分野に及んでいます。 私たちは、日々、顧問先企業様からご相談をいただいておりますが、その中でも職員による会社財産に対する不正行為の相談が少なくありません(従業員の不正行為には、横領、背任、詐欺等様々なものがありますが、このページでは便宜上、... --- - Published: 2023-08-08 - Modified: 2023-08-16 - URL: https://keijikokuso.com/strong-point/ 1 ビジネスの成長を支えたい強い思い 弁護士法人グレイスには、企業のビジネスを加速させ、より高みへ至る成長を支えたいという強い思いがあります。 日本の経済成長を促進する原動力の中心は中小企業の皆様です。 中小企業の皆様の成長は、日本全体の国民生活を支える礎であり、我々、弁護士法人グレイスは直接的に中小企業の皆様の成長を支え、ひいては、日本全体の成長に少しでも貢献できればと考えています。 近年、「ガバナンス」や「コンプライアンス」という言葉自体は浸透しつつあります。 しかし、実態としての企業経営を... --- - Published: 2021-09-10 - Modified: 2025-03-03 - URL: https://keijikokuso.com/lawyer/nagafuchi/ 永渕 友也 NAGAFUCHI tomoya メッセージ 企業様の相談を受けていると、職員により会社の財産を不正に侵奪されたという相談が少なくありません。信頼していた職員による不正行為は、会社に財産的損害を与えるだけでなく、経営者や他の職員に大きな精神的ショックを与えます。 横領等の不正行為は企業の財産を毀損し、経営者や他の職員の信頼を裏切る重大な背信行為であり、決して許されるものではありません。 しかし、警察は不正行為が犯罪に該当する場合でも、企業内の問題と捉え、捜査に消極的なこともあります。... --- - Published: 2021-08-24 - Modified: 2021-09-21 - URL: https://keijikokuso.com/online/ 弁護士法人グレイスのオンライン対応 弁護士法人グレイスは、オンライン対応を実施しています。 WEB会議システム(テレビ会議)での対応や電話対応などを用いて、 いつでも、どこからでも弁護士に相談できる体制を整えています。 これにより、法律事務所に足を運んでいただく必要がなくなりました。 遠方の方にも、対面と変わらぬ質のリーガルサービスをお届けします。 1. オンライン対応のメリット 相談に赴くための 移動を省略できる 時間・労力・費用にかかるコストをカットできます 日本全国・世界中 どこからでも相... --- - Published: 2021-08-20 - Modified: 2023-03-07 - URL: https://keijikokuso.com/qa-procedure/ 裁判手続きに関するお悩み 横領した従業員を訴えたいのですが、民事と刑事はどう違うのですか? 民事は、横領された金銭を取り戻すことに主眼が置かれます。そのため、まずは横領した従業員と交渉し、それでも金銭の返還に応じない場合に被害者が裁判所に訴えを起こす、という流れをとることが一般的です。 一方、刑事は、横領した従業員を罰することに主眼が置かれます。民事と異なり、起訴するかどうかは検察官が決めます。横領事件の被害者としては、起訴するという判断を検察官がしてくれるよう法的に重要な証拠を揃えた上で告訴す... --- - Published: 2021-08-12 - Modified: 2023-10-18 - URL: https://keijikokuso.com/reason/ 1 弁護士法人グレイスの理念 従業員による横領は、貴社の経営基盤をむしばみ、ときに貴社の体外的な信用をも傷つけ、他の従業員の生活すらおびやかしかねません。 このような事態に陥ることを未然に防ぎ、あるいはそのような事態から早期に脱却して健全な経営基盤を回復し、貴社の皆様が企業の経営に注力できるよう、私たちが最善のソリューションをご提案いたします。 2 法人様向けに特化 弁護士法人グレイスは、約 社の顧問先様の法的サポートを実施しております。その業種は多岐にわたるとともに、一部上場企業から中小企業ま... --- - Published: 2021-08-11 - Modified: 2025-03-17 - URL: https://keijikokuso.com/office/ 弁護士法人グレイスについて 弁護士法人グレイスは、幅広い法律分野のうち特定の分野に特化して業務を行っています。弁護士の取り扱う幅広いすべての分野に手を延ばすのではなく、分野特化で知識と経験を蓄積させることで、よりよいリーガルサービスを提供できると考えるためです。 クライアントが早く平穏な生活を取り戻せるよう、不当な請求に屈することなく適切な解決の実現を目指しています。 事務所概要 名称 弁護士法人グレイス 代表 弁護士 古手川 隆訓 所在地 〒105-0012 東京都港区芝大門1丁目1-35 サ... --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2024-12-25 - URL: https://keijikokuso.com/criminal-accusation/ 刑事告訴とは:横領事件に対する法的対応  横領加害者に刑罰を受けてほしい場合、捜査機関に刑事告訴をするという方法があります。刑事告訴とは、被害者が警察などの捜査機関に対し、犯人を処罰してほしいと申し出ることを指します。  刑事告訴が受理されると、警察が捜査を開始します。警察が物的証拠を集めたり、犯人や関係者の取調べなどを実施したりして、一通りの捜査が終わると、その事件は検察庁に送られます(送検)。このとき、犯人が逃げたり証拠を隠滅したりするおそれがあるなどと判断された場合には、横領加害者が逮捕さ... --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2025-03-31 - URL: https://keijikokuso.com/compensation/ 1 横領されたお金は警察が取り戻してくれる? 横領した犯人に対する告訴が受理され、警察や検察の捜査の結果、犯人も逮捕された。これで、横領されたお金や財産が戻ってくると考えていませんか。 犯人が、逮捕されたとしてもお金は戻ってきません。警察や検察は、犯人に刑事処分を与えるために捜査をするのであり、被害者の損害を回復するために捜査をするわけではないのです。また、警察や検察には、民事不介入の原則があり、警察や検察が横領されたお金を回収してくれることは原則としてないのです(明らかに被害者の所有物だとわか... --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2023-08-16 - URL: https://keijikokuso.com/risk-management/ 横領を予防したい 1 横領が起こらないようにする体制を整える 企業内での従業員や役員の横領は、企業に経済的な損失を与えるだけでなく、企業に対する社会的な信用も失わせます。 そのため、従業員や役員の横領が起こらないようにする体制を整えることが重要になってきます。 1. 従業員による横領行為の防止策 2 内部監査部門を創設する 内部監査部門を作り、横領を含む不正行為全般を監査、監視する体制を整えることは、会社内での横領を防ぐ有力な方法です。内部監査部門が定期的に監査を行うことは、従業員の横領に対する... --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2025-04-24 - URL: https://keijikokuso.com/merit/ 1 告訴がスムーズに進みます 企業内で横領が発生した場合、警察に届け出れば、警察が捜査してくれると考えていませんか。警察や検察は、企業内での横領等の不正行為の場合は、被害を届け出たとしても簡単には動いてくれませんし、そもそも被害届や告訴状を受理してくれないことも多いです。それは、企業内での不正行為の場合、その行為が横領罪に当たるのかという法的な判断が難しいことや、被害者が主張する犯罪を裏付ける証拠が揃っていないということ等が理由だと考えられます。 そのため、企業内での横領について、警察や検察に本... --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2023-07-28 - URL: https://keijikokuso.com/fee/ 弁護士費用 相談料 60分 11,000円 (初回60分無料) 告訴 着手金 50万円 報酬 20万円~(作成完了時) 30万円~(受理された場合) ※提出3回まで 交渉 訴訟 着手金 30万円~ 報酬(判決報酬) 15万円(定額)+経済的利益(回収金額)の15% 執行 着手金 10万円~ 報酬 経済的利益の15% 顧問料 月額 55,000円 --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2022-09-12 - URL: https://keijikokuso.com/qa-embezzlement/ よくある質問カテゴリー 相談に関するお悩み 費用に関するお悩み 民事に関するお悩み 予防に関するお悩み 相談に関するお悩み 土日、休日、遅い時間帯のご相談はできますか。 まずは電話またはメールにて、相談予約をお願いします。受付時間帯は原則として平日9時から18時ですが、経営者の皆様のご事情や緊急の必要性などの事情から休日や時間外も柔軟に対応いたします。 事務所へ行かなければ相談できないのでしょうか。 弁護士法人グレイスでは、①事務所へのご来所、②WEB面談、③電話相談に対応しております。この中で... --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2025-07-02 - URL: https://keijikokuso.com/lawyer/ 弁護士紹介 東京弁護士会所属弁護士企業法務部 部長 永渕 友也 私が弁護士として心がけていることは、依頼者の皆様のお話をしっかり聞くということです。依頼者の皆様のお話をしっかり聞くことは、事実関係の正確な把握にもつながりますし、何よりも依頼者の皆様と信頼関係を築くためには欠かせません。依頼者の皆様のお話をしっかり聞いた上で全力で事件に取り組みます。 プロフィールはこちら 東京弁護士会所属弁護士 赤島 篤 AKASHIMA Atsushi 東京弁護士会所属弁護士 杉原 悠介 SUGIHARA Yu... --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2025-08-07 - URL: https://keijikokuso.com/contact/ お電話でのお問い合わせ お電話でのお問い合わせは、下記の番号までお問い合わせください。 0120-920-746 受付時間 平日・土日祝日9:00~17:30 メールフォームでのお問い合わせ 下記の入力欄に必要事項を記入の上、ご送信ください。折り返し、弊所より確認のご連絡をさせていただきます。 企業・団体名 本社所在地 役職 ご相談者名 メールアドレス 電話番号 ご相談の目的 刑事告訴賠償請求リスクマネジメント お問い合わせ内容 プライバシーポリシーをお読みになり、同意の上チェックを付けて下さい... --- - Published: 2021-07-30 - Modified: 2025-04-15 - URL: https://keijikokuso.com/ 全国約 社との 顧問契約を締結しています 企業法務に精通しており、適切な証拠収集及びリスクマネジメントのご提案が可能です。 \初回相談60分無料/ 今すぐ電話でお問い合わせ 「横領」被害相談なら、 経験豊富な企業法務弁護士へ 横領の被害者である経営者に 寄り添って事件を解決する 企業法務部 弁護士 杉原悠介 弁護士法人グレイス企業法務部の弁護士・杉原です。 私は司法研修所修了後、検察官に任官し、その後、企業法務を専門とする法律事務所で働いてきました。 「金額はわからないが、従業員が着服している可... --- --- ## 投稿 - Published: 2025-08-22 - Modified: 2025-08-22 - URL: https://keijikokuso.com/2025/08/22/column39/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム  従業員による横領・着服・窃盗や、経費の虚偽報告・情報漏洩など、従業員による不正行為の例を挙げればキリがありません。皆さまは、このような不正行為を他人事だと思っていませんか?  うちの企業では起こらないだろうと高をくくっていると、従業員による不正を野放しにしかねず、また、いざ不正行為が発覚した際の対応に苦慮することとなります。この記事では、従業員の不正行為の防止策と発覚後の対応について、弁護士の視点から解説していきます。 従業員による不正行為の事例  まずは、授業員による不正行為の事例についてご... --- - Published: 2025-08-08 - Modified: 2025-08-08 - URL: https://keijikokuso.com/2025/08/08/column38/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム  従業員による横領にお困りの企業は、意外に多いです。この中でも、複数の従業員が協力して共犯者(幇助犯)の立場として関わっているような規模の大きい横領被害に遭った場合には、口裏合わせを防ぐなど、対応に注意が必要です。  従業員が他の従業員の横領に加担した場合、企業には、迅速かつ適切な対応が求められます。ここでは、横領に加担した従業員への対応手順と、共犯(幇助)が成立するポイントについて解説します。 横領に協力した従業員(横領の共犯者)への対応  横領の共犯が疑われる従業員への対応は、慎重に進める必... --- - Published: 2025-07-18 - Modified: 2025-07-18 - URL: https://keijikokuso.com/2025/07/18/column36/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 詐欺横領の被害にあった時にやるべきこと  会社経営者の中には、詐欺や横領などの被害に遭ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。企業・法人であったとしても、詐欺や横領の被害に遭うことは稀ではありません。このような被害にあったと気づいた時には、会社経営者として行うべきこと・やるべきことがあります。  まず、詐欺横領の被害に遭ったと思われる場合には、早期に弁護士に相談することが重要です。弁護士にご相談をいただき、弁護士と共に、交渉・訴訟等の手続を見据えた対応を取るべきです。また、併行して警... --- - Published: 2025-07-18 - Modified: 2025-07-18 - URL: https://keijikokuso.com/2025/07/18/column37/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム  横領は、金額の大小に関わらず、企業にとって看過できない問題です。被害金額が小さくても、従業員による信頼への裏切りは組織に大きな影響を与えかねませんから、こういった行為が発覚したり、業務上横領罪の被害が見受けられたりした場合には、早急に弁護士に相談しましょう。  ここでは、少額の業務上横領で告訴を検討すべきケースや、損害回収までの流れについて弁護士の視点から解説していきます。 少額の業務上横領 ─ 金額より重視される“信頼侵害”  さて、まずは少額の業務上横領罪についてご紹介します。少額の業務上... --- - Published: 2025-06-20 - Modified: 2025-06-20 - URL: https://keijikokuso.com/2025/06/20/column35/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム  企業経営において、経理部門は会社の財産・資産を管理する重要な部門ですから、その信頼は事業継続の基盤となります。しかしながら、その重要な役割を担う経理担当者による横領は、企業の財務基盤を揺るがし、対外的信用を失墜させる深刻な事態を招きかねません。  また、対内的にも、経理担当者による横領を容認したり見過ごしたりしてきたと認識されることで、企業内の統率を取ることも難しくなってしまいます。  以下では、実際にどのような手口で横領が行われるのか、その兆候をどのように察知すべきかご紹介した上で、企業が講... --- - Published: 2025-06-12 - Modified: 2025-06-12 - URL: https://keijikokuso.com/2025/06/12/column32/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 競業避止義務に違反するとどうなる?  従業員が競業避止義務に違反したらどうなるのでしょうか?  従業員や業務委託先との間で、契約書・就業規則上に「競業避止義務」を記載している企業はいらっしゃるでしょうが、この点について細かくお考えになった方は多くはないかもしれません。以下では、競業避止義務に違反するケースと、被害を受けた企業が対応すべきことについて解説します。 結論  さて、まず結論を述べますと、競業避止義務に違反して転職したり起業したりした従業員には、労働契約違反が認められる可能性がありますか... --- - Published: 2025-06-12 - Modified: 2025-06-12 - URL: https://keijikokuso.com/2025/06/12/column33/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 背任行為をわかりやすく解説  従業員や役員の不正行為にお悩みになる経営者は多いです。この記事では、従業員や役員の不正行為のうち、「背任罪」、「背任行為」に注目して分かりやすく解説いたします。  そもそも背任罪とは、以下のような規定で処罰がなされるものとなります。 刑法247条 他人のためにその事務を処理する者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は本人に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、本人に財産上の損害を加えたときは、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。  なお、取締役等が同... --- - Published: 2025-06-12 - Modified: 2025-06-12 - URL: https://keijikokuso.com/2025/06/12/column34/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム  会社員・役員による横領は、様々な業態・業種の企業・法人で起こってしまいます。会社員・役員に横領されたときには、当然企業内部での処分の有無・内容を検討することとなるでしょう。  この場合には、どのような処分をどのように課すべきか、悩ましい問題に直面することとなります。会社経営者としては、社内に処分をしたことを示して再発を防止する必要性も考えるでしょう。同様の横領者が出ないように、注意喚起することが重要です。  このような場合に適切な処分と対応はどのようなものか、以下、ご説明します。 懲戒処分  ... --- - Published: 2025-05-01 - Modified: 2025-05-01 - URL: https://keijikokuso.com/2025/05/01/time20250501/ - カテゴリー: お知らせ この度、代表弁護士・古手川がTIME誌 (アジア版)CEO HORIZON Special Report from global kigyo に掲載されました。 TIME誌は、1923年にアメリカで創刊され、世界200カ国・2000万人に読まれている世界最大規模のニュース雑誌です。 今回の記事は、「世界に影響力のある100人」の特集号に掲載されており、俳優の真田広之氏やアーティストのYOSHIKI氏らも登場しています。 このような名誉ある雑誌に掲載されたことは、私たちのこれまでの取り組みや理念が... --- - Published: 2025-03-03 - Modified: 2025-04-24 - URL: https://keijikokuso.com/2025/03/03/column30/ - カテゴリー: よくある事案, 企業法務弁護士が解説 横領コラム  従業員の業務上横領という事態に遭遇した経営者には、早急な調査・断固たる対応が求められます。このような事態は発生しないに越したことはありませんから、企業体として従業員の不正を防ぐための内部統制システム・監視体制の策定・強化がなされることが望ましいといえるでしょう。  以下では、立場別によくある横領の手口をご紹介しますので、従業員による不正を先んじて予防する体制構築にお役立てください。 経理担当者による横領の手口  まず、経理担当者による横領の手口についてご紹介します。  経理担当者は、会社の経理... --- - Published: 2025-02-28 - Modified: 2025-02-28 - URL: https://keijikokuso.com/2025/02/28/case8/ - カテゴリー: 解決実績 相談内容  X社(代表者A)は本社以外に複数の拠点を有する食品加工業を営む会社である。X社には複数の取締役が就任していたが、そのうちの取締役YはX社の一拠点の責任者でもあった。  Yは同拠点において代表者Aも他の取締役も与り知らない状況下で、Y自ら及び第三者の利益を図る目的で取り扱う食品の産地偽装工作を行っていたことが判明した。  X社はこれにより行政指導を受けることになったほか、その社会的信用が一気に失墜し、従前の事業を継続することが不可能となった。そこで、弊所がX社からYを被告訴人とする告訴... --- - Published: 2025-01-14 - Modified: 2025-09-12 - URL: https://keijikokuso.com/2025/01/14/column29/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 業務上横領の証拠の集め方〜客観的証拠を集める〜  とにかく客観的証拠を集めることに集中してください。客観的証拠を集めることで、犯人に言い逃れできなくさせるとともに、証拠隠滅・証拠隠しをできないようにするのです。  客観的証拠を集めたのちに、関係者等からの事情聴取に移ります。 監視カメラを確認する  客観的証拠の中でも最も強力なのが、動画・映像です。例えば在庫管理の倉庫に監視カメラ・防犯カメラなどがある場合には、まずこの内容を確認しましょう。また、業務上横領が疑われる場合には、商品・現金等を管理す... --- - Published: 2025-01-07 - Modified: 2025-01-07 - URL: https://keijikokuso.com/2025/01/07/column27/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 職場に会社の備品を許可なく「盗んだ」従業員がいる。銅線などの金銭的価値のある在庫品が誰かに「盗まれている」ようだ。  このような従業員の不正行為が行われる事態に遭遇してお悩みの経営者の方は一定数いらっしゃいます。このように、一概に会社の物品が「盗まれた」と言っても、その行為にどのような犯罪が成立するのか、実はいくつかの種類があるのです。この違いを知っておくことで、いかなる刑罰が科される可能性があるか知り、適切な対応・対策を講じることが企業には求められます。  この記事では、このような場合に成立す... --- - Published: 2024-12-24 - Modified: 2025-07-03 - URL: https://keijikokuso.com/2024/12/24/column26/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 横領の被害届提出の3つのポイント  横領被害に遭った会社は、どのような対応を取るべきなのでしょうか?以下では、横領被害に遭ったときに知っておきたいポイントについて、3つのステップに従ってご紹介します。 横領被害の確認と証拠収集  まず、横領被害に気付いた場合には、早急に、被害の確認と証拠収集をしましょう。  横領被害に遭った場合には、 ①捜査と刑事罰を求める刑事手続 ②被害金・被害物品の返還を求める民事手続 ③社内での処分を下す懲戒手続 をとることがあり得ますが、いずれの手続による場合であっても... --- - Published: 2024-12-18 - Modified: 2024-12-18 - URL: https://keijikokuso.com/2024/12/18/%e5%b9%b4%e6%9c%ab%e5%b9%b4%e5%a7%8b%e3%81%ae%e4%bc%91%e6%a5%ad%e3%81%ae%e3%81%94%e6%a1%88%e5%86%85-2/ - カテゴリー: お知らせ 下記の期間を年末年始の休業とさせていただきます。 年末年始休業:2025年12月28日(土) ~ 2025年1月5日(日) 2025年1月6日(月)より9:00より通常営業とさせていただきます。 ※お問い合わせフォームからのお申込みは年末年始の休業中も受付けておりますが、日時確定等のご連絡を差し上げるのは1月6日(月)以降になります。予めご了承下さい。 --- - Published: 2024-12-06 - Modified: 2024-12-06 - URL: https://keijikokuso.com/2024/12/06/column25/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 業務上横領で従業員を刑事告訴することができる?  業務上横領で従業員を刑事告訴することはできるのだろうか... ... ?  従業員が会社内部で横領事件を犯したことが判明した場合、会社経営者として最初に考えるのは、当該従業員に対してどのような処罰を科すことができるのか、ではないでしょうか。従業員が会社内部で問題を起こした時の対応は、会社経営者の頭を悩ませる重大な問題です。  この記事では従業員が業務上横領を犯した場合に刑事告訴ができるのかという点について、刑事告訴のデメリットと横領発生時の対処の... --- - Published: 2024-11-05 - Modified: 2024-11-05 - URL: https://keijikokuso.com/2024/11/05/column24/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム  小売業の経営者の皆さまは、従業員による横領・窃盗などの不正行為に遭ったことはございませんか?また、従業員による不正行為の被害に遭うことが心配ではありませんか?  実は小売業、特に多数の店舗を展開するような大手小売業者の店舗は、従業員による横領(業務上横領)や窃盗などが多発する現場でもあります。以下では、このような被害に遭った場合に取るべき初期対応と、そもそも従業員による不正を防ぐためにどのような手段を取りうるのかという点について、解説いたします。 小売業における横領・不正行為のケース  さて、... --- - Published: 2024-10-02 - Modified: 2024-10-02 - URL: https://keijikokuso.com/2024/10/02/column23/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 交通費の不正受給のケース  会社経営者として、交通費や出張費の不正受給がなされた場合には、どのように対処すれば良いのでしょうか? 交通費の不正受給としては、以下のようなケースがあります。 ① 通勤定期を購入していたが、自家用車で出勤している ② 通勤定期を購入していたが、実際の通勤経路と異なる(虚偽の住所を申告している) ③ 出張費の請求が、実際には存在しない出張(空出張)の費用請求である ④ 営業車用のガソリン代であると虚偽の申告をして、自家用車のガソリン代を請求している  このようなケースに... --- - Published: 2024-06-20 - Modified: 2025-03-14 - URL: https://keijikokuso.com/2024/06/20/column22/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 業務上横領罪とは  会社経営者としては、自社の役員・社員に会社財産を横領している疑いがあると分かった場合には、その真偽を確かめるとともに、法的に犯罪に当たるかなどの検討を要することとなります。  業務上横領罪(刑法253条)とは、①業務上②自己の占有する他人の物を③横領した場合に成立する罪です。業務上の委託関係の存在によって、通常の横領罪(刑法252条1項)よりも重い刑罰が科されます。以下、①~③について簡単にご説明します。 「業務上」とは  「業務」とは、社会生活上の地位に基づいて反復継続して... --- - Published: 2024-01-05 - Modified: 2024-01-05 - URL: https://keijikokuso.com/2024/01/05/column21/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1 横領犯の割合は1万人に一人  横領犯の思考というものを想像したことはありますか。  横領という犯罪に縁遠い方は、まず気にされない事柄だと思います。  横領犯は、犯罪全体でも件数の少ない部類に入ります。令和4年の犯罪白書によれば、令和3年の警察による横領犯の認知件数は約1万3000件だそうです。令和4年時点の日本の人口は1億2570万人ですので、ほぼ1万人に一人と言えます。同時期の窃盗罪の認知件数が38万件を超えていることと比較しても、横領罪は珍しい部類の犯罪と言えそうです。  珍しい犯罪です... --- - Published: 2024-01-04 - Modified: 2024-01-04 - URL: https://keijikokuso.com/2024/01/04/column20/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1 横領犯の責任追及は簡単な仕事ではない。  横領犯の責任追及に強い弁護士とはどういった弁護士のことをいうのでしょうか。  その前にまず言えるのは、横領犯の責任追及は簡単な仕事ではないと言うことです。  状況ごとによって行うべき仕事や求められる能力は変わってきますが、会社のお金が横領されているが犯人が誰だか分からないといったケースでは、まず犯人や犯行態様の特定から入る必要があります。「そんなの警察に通報すれば一発だろ」とお考えの方は、是非試されてみて下さい。金額が大きく犯行態様が明らかなような場... --- - Published: 2023-12-27 - Modified: 2023-12-27 - URL: https://keijikokuso.com/2023/12/27/column19/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1 横領犯を問い詰めたが「金がない」の一点張り  あなたが横領被害にあった会社の経営者で、頼りにしていた職員が横領を行っていたことが発覚した場合、どうするでしょうか。  経営者の方の性格によって対応の仕方は異なるかもしれませんが、「債権の回収を図る」と言う点はほとんど全ての方に共通する方針だと思います。  では、回収を図ろうにも横領犯が「金は全て使ってしまって手元にない。返しようがない。」の一点張りの場合、あなたはどのように対応しますか。 2 横領犯の資産情報は本人が任意に開示しない限り全容は分... --- - Published: 2023-12-26 - Modified: 2025-07-04 - URL: https://keijikokuso.com/2023/12/26/column17/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 横領には大きく2つの時効が問題となる  皆さんは横領と時効の問題について考えたことはありますか。  当然横領にも時効が存在しますが、そこには2つの種類があります。1つは、横領犯を刑事訴追(つまり起訴)することができなくなる公訴時効、もう一つは横領犯への賠償請求などの民法上の請求権を失う民事消滅時効です。 公訴時効  「公訴時効」とは、犯罪後一定期間が経過することにより、刑事訴追(起訴)ができなくなる制度のことです。公訴時効の制度趣旨は、時の経過に伴う証拠の散逸により公正な裁判を維持することが困難... --- - Published: 2023-12-26 - Modified: 2023-12-26 - URL: https://keijikokuso.com/2023/12/26/column18/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1 横領犯が自ら経営する会社に金銭を流していたら  横領犯は、他人から財産の管理を任された者が行う犯罪です。したがって、一定の社会的地位や信用がある人物が犯人となることが多い犯罪です。また、横領罪は知能犯と呼ばれ、知的水準の高い人物が犯すことが多いという特徴もあります。  このような横領の一つの類型として、A会社の重要な役割を担う横領犯が、自らB社と会社を経営しており、A社から本来不要な仕事や必要ではあるがかなり割高な料金で仕事をB社に発注することで自らが管理を任されていたA社の財産をB社に不当... --- - Published: 2023-12-18 - Modified: 2023-12-18 - URL: https://keijikokuso.com/2023/12/18/%e5%b9%b4%e6%9c%ab%e5%b9%b4%e5%a7%8b%e3%81%ae%e4%bc%91%e6%a5%ad%e3%81%ae%e3%81%94%e6%a1%88%e5%86%85/ - カテゴリー: お知らせ 下記の期間を年末年始の休業とさせていただきます。 年末年始休業:2023年12月29日(金)~ 2024年1月3日(水) 2024年1月4日(木)9:00より通常営業とさせていただきます。 ※お問い合わせフォームおよびLINEからのお申込みは年末年始の休業中も受付けておりますが、日時確定等のご連絡を差し上げるのは1月4日(木)以降になります。予めご了承下さい。 --- - Published: 2023-10-16 - Modified: 2023-10-16 - URL: https://keijikokuso.com/2023/10/16/case7/ - カテゴリー: 解決実績 相談内容  相談者様は、創立後約10年の会社の副社長です。創業当時から一緒に働き、現在は地方の支店長を任せている仲間に不自然な動きがあり、横領ではないかと疑っているとのご相談でした。疑うきっかけは、副社長が地方支社に出張で現地社員から聞いた取引について、報告されるべき事項が報告されていないことにありました。副社長は違和感を持ち、調べたところ、他の取引やお金の流れにも怪しい点があり、今後の進め方を教えて欲しいとご相談をいただきました。 問題のポイント  どのように証拠を集め、本人に横領を認めさせ、... --- - Published: 2023-09-05 - Modified: 2023-12-26 - URL: https://keijikokuso.com/2023/09/05/column16/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. 横領とは(民事と刑事)  横領とは、他人からの委託に基づき管理する他人の金銭、物、不動産などに関し、他人の信頼を裏切って所有者でなければできない処分をすることです。 その方法としては、他人から管理を任されていた金銭を勝手に引き出し使い込むこと、他人から預かっていた物品を第三者に贈与してしまうこと、第三者に勝手に使わせてしまうこと、勝手に売却すること、加えて、管理を任されていた土地建物に勝手に抵当権を設定することなど、さまざまなものが含まれます。  このような横領行為にあってしまった際には、... --- - Published: 2023-08-07 - Modified: 2023-10-16 - URL: https://keijikokuso.com/2023/08/07/case6/ - カテゴリー: 解決実績 相談内容 相談者は、美容院のオーナーです。 帳簿上の利益と、実際に銀行口座等にある金額との間に1000万円以上の不一致があることに気づき、相談者は調査を開始しました。 すると、店舗の経理担当の従業員が、横領を行っている可能性が高いことが分かりましたが、横領方法・被害額は明らかになりませんでした。 そこで、今回の被害や、当該従業員に対する今後の対応について、弊所にご相談にいらっしゃいました。 問題のポイント 従業員が横領を行った決定的証拠がないため、「自分ではない」などと言い逃れされる恐れがありま... --- - Published: 2022-08-10 - Modified: 2022-08-10 - URL: https://keijikokuso.com/2022/08/10/column15/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. 1000万円以上の横領被害に関する裁判例 従業員による横領行為は、何度か繰り返されたのちに発覚することも多いため、会社が調査に乗り出したときには、被害金額が1000万円を超えていることも少なくありません。被害金額が1000万円を超えている裁判例には、以下のようなものがあります。 ①長野地裁平成29年10月17日判決 判決:懲役3年6月 被害金額:約1400万円 事案:リフォーム工事等を行う会社の従業員が、顧客から集金したリフォーム代金を着服したり、架空会社からの架空請求があったように装って... --- - Published: 2022-07-07 - Modified: 2024-09-17 - URL: https://keijikokuso.com/2022/07/07/column14/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1.建設業で起こりやすい不正行為の態様  建設業で起こりやすい不正行為は、水増し請求による方法です。今回は、この水増し請求の方法による不正行為について、詳しく見ていきます。 2.建設業における水増し請求の具体的な方法  建設業でよくある水増し請求は、下請け会社が元請け会社に対し、実際にかかった工事金額よりも多額の金額を請求するものです。この場合、元請け業者従業員Xと下請け業者従業員Yが結託して行われることが多いようです。つまり、XとYが事前に相談した上で、下請け業者から元請け業者に対し、実際にか... --- - Published: 2022-06-22 - Modified: 2025-01-28 - URL: https://keijikokuso.com/2022/06/22/column13/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. 退職後に従業員の横領が発覚した場合 従業員の退職後に、その従業員が実は会社のお金を横領していたことが発覚した場合、どう対処すればよいのでしょうか。 経営者の立場からすれば、横領された金額全額を返還させることは当然として、既に支払った退職金についても返還させたいと思われるのではないでしょうか。また、併せて刑事処罰も受けてほしいと思われる方も多いでしょう。 2. 横領の時効はどれくらい? 「横領された金額全額を返還させたい。」、「刑事処罰を受けさせたい。」、これらについてはいずれも、請求するこ... --- - Published: 2022-06-01 - Modified: 2022-06-08 - URL: https://keijikokuso.com/2022/06/01/220601/ - カテゴリー: お知らせ 福岡事務所移転のご案内 このたび弁護士法人グレイス福岡事務所は、下記のとおり事務所を移転します。 新しい福岡事務所は、博多駅から徒歩3分の場所に位置しています。この地に事務所を構えることにより、より機動的にリーガルサービスを提供できる環境を整備いたしました。なお、現在の事務所での最終営業日は2022年6月17日(金)、新事務所での営業開始日は同年6月20日(月)です。 福岡事務所の移転後も、皆様方からの信頼にお応えできるよう、ますますの努力をして参る所存です。今後とも一層のお引き立てを賜りますよ... --- - Published: 2022-06-01 - Modified: 2023-09-05 - URL: https://keijikokuso.com/2022/06/01/column12/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. 従業員を懲戒解雇したい  「あの従業員、会社のお金を横領しているのではないか・・・。」 不穏な思いを抱きながら調査を進めた結果、その従業員による横領の事実が揺るぎないものであると分かった場合、多くの経営者の方は愕然とするとともに、すぐにでもその従業員を懲戒解雇したいと考えることでしょう。 もっとも、横領した従業員を懲戒解雇する場合には、注意すべき点がいくつかあります。今回は、それらについて順を追って考えてみましょう。 2. 返り討ちに遭わないための下準備を  経営者の方からすれば、「これだ... --- - Published: 2022-02-28 - Modified: 2022-02-28 - URL: https://keijikokuso.com/2022/02/28/column11/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. 従業員による横領を防止しましょう 従業員による横領行為は、全国各地至るところで起きており、後を絶ちません。しかし、それらを分析すると、いくつかの特徴ないし共通点が浮かび上がってきます。 裏を返せば、これらの共通点を押さえた予防策を採っておけば、従業員による横領行為を未然に防いだり、仮に被害に遭ったとしても早期に発見して、被害を最小限に抑えることができるはずです。 2. 横領被害に遭う会社の共通点 そこで、横領被害に遭った会社の共通点を見ていきましょう。 まず挙げられるのは、①営業部門と管理... --- - Published: 2022-02-21 - Modified: 2022-02-21 - URL: https://keijikokuso.com/2022/02/21/column10/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. 横領されたお金を返してほしい 会社のお金を横領された場合、そのお金を取り戻すためには、どのようにすればよいのでしょうか。その手順について考えてみたいと思います。 2. まずは証拠を集めましょう これまでにも何度もこのコラムで触れてきたとおり、お金を返してもらいたいときでも、まずは横領に関する証拠を集めることが重要です。言い逃れができないと観念させられることより、返済に前向きになる従業員もいることから、証拠集めは入念に行いましょう。 3. 返還請求の相手を検討しましょう 会社のお金を横領され... --- - Published: 2022-02-10 - Modified: 2025-05-12 - URL: https://keijikokuso.com/2022/02/10/column9/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. 刑罰を受けさせたい場合は告訴を検討しましょう。 従業員が横領した場合の対応手段の1つに、(刑事)告訴があります。 告訴は、警察に対し、「このような犯罪被害に遭ったので、犯人を処罰してください。」と申し出ることです(なお、検察庁に告訴をすることもできますが、例外的な場合です。まずは警察に告訴をすることを検討しましょう。)。 では、告訴をしてから犯人が刑罰を受けるまで、具体的にはどのような流れで進むのでしょうか。 2. 告訴と刑罰の関係 警察は、告訴があると、犯罪が成立しないことが明らかなどの... --- - Published: 2022-01-31 - Modified: 2022-01-31 - URL: https://keijikokuso.com/2022/01/31/column8/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. インターネット上の誹謗中傷 前回は、会社に対する誹謗中傷的な書込みがインターネット上でされた場合に、その書込みを削除する方法についてお話ししました。 それでは、そのような書込みをした人物本人に対し、法的な責任を追及することはできるのでしょうか。 2. その書込みをしたのは誰ですか 会社に対する誹謗中傷的な書込みがされた場合、その内容や言回しの癖などから、その会社関係者からすれば、「書き込んだ犯人はあいつで間違いない!」と確信できる場合もあるでしょう。 しかし、書込みをした人物に対し、法的な... --- - Published: 2022-01-19 - Modified: 2022-01-19 - URL: https://keijikokuso.com/2022/01/19/column7/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. インターネット上の誹謗中傷 今回は、横領から離れて、従業員によるインターネット上の誹謗中傷についてお話をしたいと思います。 最近は、多くの方が、フェイスブックやTwitterなどのSNSを利用していると思われます。そして、従業員の中には、これらのSNS上に、自分が勤めている会社や上司の悪口などを書いてしまう人がいます。これらの場合の多くは、静観していても問題がないかもしれません。ところが、何度もしつこく誹謗中傷的な書込みがされていたり、その書込みが元となって「あの会社は最悪だ」などと炎上し... --- - Published: 2022-01-12 - Modified: 2022-01-12 - URL: https://keijikokuso.com/2022/01/12/column6/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. 従業員から話を聞きましょう。 従業員の不正に関する客観的証拠を集めた後は、いよいよ不正をした従業員から話を聞くことになります。やはり、事案の真相を解明するためにはなんと言っても、実際に不正をした従業員から話を聞くことがとても重要だからです。 しかし、ときには、準備が不十分なまま話を聞き始めた結果、言い訳を考えられてしまい、その言い訳を潰す材料が見つからないような場合もあるでしょう。 そのため、可能であれば最初から、訓練と経験を積んだ弁護士に相談し、従業員の事情聴取に同席してもらうのがよいと... --- - Published: 2021-12-13 - Modified: 2021-12-13 - URL: https://keijikokuso.com/2021/12/13/column5/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. 会社を食い物にする水増し・架空請求 会社を舞台にした横領事犯の中で、水増し請求・架空請求の事案も少なくありません。いずれも、正規の取引を装いながら、会社から余分なお金を引き出し、自分のものにしてしまう点で共通しています。たとえば水増し請求であれば、A社がB社から商品を購入するに当たり、A社とB社の担当者が結託して、実際の購入金額にいくらか加算した金額で請求書を作成し、A社から余分に支払われた金額について、2人で山分けするような場合です。 架空請求であれば、そもそもA社とB社の間に売買取引が... --- - Published: 2021-12-06 - Modified: 2021-12-06 - URL: https://keijikokuso.com/2021/12/06/column4/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. レジの売上金の横領 最近は、クレジットカードや電子マネーの普及により、現金での支払いを受ける機会は減っているかと思われます。それでもなお、レジから売上金を横領する行為は後を絶ちません。 また、その方法も1つではなく、レジから現金をくすねるだけの単純なものから、伝票や帳簿の改ざんまでも行う複雑な方法もあります。 では、レジの売上金の横領について、どのような証拠を集めていけばよいでしょうか。 2. 防犯カメラの画像は重要ですが・・・ レジ周辺の状況を撮影している防犯カメラがある場合、そこに不正... --- - Published: 2021-11-29 - Modified: 2021-11-29 - URL: https://keijikokuso.com/2021/11/29/column3/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 横領行為の態様別に重要となり得る客観的な証拠について、考えていきましょう。 1. インターネットバンキングを利用した不正送金 インターネットバンキングの普及に伴い、このシステムを利用した不正送金の事案が増加しています。 たとえば、会社の経理担当者で、普段からインターネットバンキングを利用して会社の口座の入出金業務に携わっている人物が、会社の口座から自分名義の口座に勝手に送金してしまうような事案です。この経理担当者を、ここではXとして話を進めましょう。 2. まずは、入出金履歴が重要です インター... --- - Published: 2021-11-18 - Modified: 2025-08-13 - URL: https://keijikokuso.com/2021/11/18/column2/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 1. 横領被害に気づいたら 従業員による横領などの不正行為が疑われる場合、すぐにでも本人を問い詰めたくなるかもしれません。ですが、少し待ってください。 まず、経営者であるあなたが一番望んでいることは何でしょうか?次のようなポイントを整理して考えてみましょう。 損失の回復:従業員に罪を認めさせた上で被害額を弁償させ、お金を取り戻すことですか? 雇用の継続可否:横領をした従業員が罪を認めた場合に、その従業員の雇用は継続しますか?それとも辞めさせたいですか? 法的措置:従業員が罪を認めず、弁償もしない... --- - Published: 2021-11-09 - Modified: 2025-05-12 - URL: https://keijikokuso.com/2021/11/09/column1/ - カテゴリー: 企業法務弁護士が解説 横領コラム 横領と着服の違い  横領と着服。いずれもよく耳にする言葉ですね。会社のお金を「横領された」と言っても、「着服された」と言っても、さほど違いはないようにも感じます。実際、日常会話の中では、これらを使い分ける必要はないでしょう。  ただ、法律的には、この2つの言葉の意味は、かなり違います。「横領」は、「横領罪」として刑法に規定されている言葉であるのに対し、「着服」には、そのような規定はありません。そして、横領罪でいう「横領」の方法の1つが、着服です。 横領と背任との違い  さて、横領以外にも、会社に... --- - Published: 2021-09-09 - Modified: 2021-09-15 - URL: https://keijikokuso.com/2021/09/09/case1/ - カテゴリー: よくある事案 仮想事例 私の会社は、物品販売をしています。弊社の営業社員Xが、本来の業務とは関係なく、勝手に弊社名義で弊社の取扱品を仕入れ、転売しています。どうやらXは、弊社の取引先会社の窓口担当Yから便宜を図るように言われてこのようなことをしており、転売代金のほとんどをYに渡しているようですが、一部はX自身の飲食代金などとして使っているようです。 Xさんの言い分 取引先会社との関係を良好に保つためにしたことで、会社のためになると思っていました。また、転売金はYに渡しており、自分のためには一切使っていません。... --- - Published: 2021-09-09 - Modified: 2021-09-15 - URL: https://keijikokuso.com/2021/09/09/case2-2/ - カテゴリー: よくある事案 仮想事例 弊社名義の預金口座から、既に退職した元経理担当者Xの口座に対し、不正な送金が何度もあることが分かりました。不正な送金は、Xの在職中に始まり、退職後も行われています。弊社では、口座間の送金にはインターネットバンキングを利用していました。 Xさんの言い分 申し訳ありません。経理業務を私1人で行っていたため、ばれないと思い、インターネットバンキングシステムを悪用して、会社の預金口座から私の預金口座に振込送金してしまいました。 回答 インターネットバンキングを利用した不正送金も、業務上横領罪に... --- - Published: 2021-09-09 - Modified: 2021-09-15 - URL: https://keijikokuso.com/2021/09/09/case3-2/ - カテゴリー: よくある事案 仮想事例 弊社は、菓子の卸売販売業者です。弊社の取引先である製菓業者からは、販売促進用として、金券を受け取っています。弊社の営業担当者Xは、この金券を勝手に換金してその代金を使い込んでいるようです。 Xさんの言い分 申し訳ありません。ただ、これは私1人でしたことではなく、Yさんと一緒にしました。換金した現金はYさんと折半しています。会社は、Yさんとは示談をしているのに、私だけ刑事処罰を受けるのは不公平です。 回答 販売促進用の金券を勝手に換金して代金を使い込んだ行為も、業務上横領罪になり得ます。... --- - Published: 2021-09-09 - Modified: 2021-09-15 - URL: https://keijikokuso.com/2021/09/09/case4-2/ - カテゴリー: よくある事案 仮想事例 弊社の経理事務担当者が、会社名義の定期預金口座を勝手に解約して払戻しを受けていることが分かりました。口座の解約は、理事会の承認などの手続きを経てしなければいけないことが定款に記載されていますが、それらの手続きは採られていませんでした。 回答 社内で決められた手続きを経ずに口座を解約し、その払戻しを受けた場合、業務上横領罪が成立し得ます。 --- - Published: 2021-09-09 - Modified: 2021-09-15 - URL: https://keijikokuso.com/2021/09/09/case5-2/ - カテゴリー: よくある事案 仮想事例 弊社は医薬品の販売をしています。弊社の従業員Xには、取引先の1つであるA社との商談とA社に納品する医薬品の管理を任せていました。ところが、Xは、勝手に配送業者を依頼し、弊社倉庫で管理していた医薬品を、A社とは無関係のB社宛に発送して売却し、その代金を着服したようです。 回答 会社の商品を勝手に売却した場合も、業務上横領が成立し得ます。 --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2021-09-10 - URL: https://keijikokuso.com/2021/08/10/case2/ - カテゴリー: 解決実績 事案の概要 営業を担当していた従業員が、顧客に対し、代金を自分の口座に振り込むよう指示し、代金を横領していた事案。代金の請求書の振込口座を、会社名義の口座から自身の口座に書き変え、横領を行っていました。 解決のポイント 弁護士が当該従業員と直接面談し、事実関係を聴取しました。当該従業員は、弁護士が面談に来たことにより、事態の重大性を悟り、不正行為をすぐに認め、被害弁償も約束しました。 解決結果 当該従業員が自白した横領行為の金額(100万円以上)を全額、一括で支払わせ、会社の被害を回復しました。... --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2021-09-13 - URL: https://keijikokuso.com/2021/08/10/case3/ - カテゴリー: 解決実績 事案の概要 レジ担当の従業員が、レジから売上金を着服していた事案。 レジの伝票を改ざんし、着服が発覚しないように工作していました。 被害金額は50万以上に上りました。 解決のポイント 弁護士が当該従業員と直接面談し、事実関係を聴取しました。当該従業員は、当初、はぐらかすような態度をとっていましがが、弁護士が、証拠を提示して追及することにより、不正行為を認め、被害弁償を約束するに至りました。 解決結果 短期間の分割払いで、被害金額全額を、当該従業員から支払わせました。 会社の被害回復に成功していま... --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2021-09-13 - URL: https://keijikokuso.com/2021/08/10/case4/ - カテゴリー: 解決実績 事案の概要 取引先を回って売買代金を回収する業務に従事していた従業員が、回収した現金を会社に納めることなく、自らの懐に入れていました。 領収書の控えを本来の金額よりも少ない金額に偽造し、本来の金額との差額を横領していたものです。 被害金額は数百万円に上りました。 解決のポイント 弁護士が、当該従業員と直接面談をし、事実関係の聴取をしました。 当該従業員は、弁護士が証拠を提示すると、すぐに横領の事実を認めました。 もっとも、横領した金額については、すでに費消しており、資力もなかったことから、被害金... --- - Published: 2021-08-10 - Modified: 2021-09-13 - URL: https://keijikokuso.com/2021/08/10/case5/ - カテゴリー: 解決実績 事案の概要 支店の責任者が、その支店の顧客から支払われた売上金を会社に納めず、自らの懐に入れ、数百万円を横領していた事案。本来、売上金は、顧客から本部の預金口座に直接支払われるはずだったが、支店責任者が本部の許可なく、顧客から現金を受領していたため、横領が発生しました。 解決のポイント 弁護士が、支店責任者と直接面談し、事実関係の確認を行いました。当初、支店責任者は、上司や弁護士に対して高圧的な態度をとっていましたが、弁護士が横領の客観的な証拠を提示し、追及したところ、横領の事実を認めました。 ... --- - Published: 2021-07-30 - Modified: 2024-12-18 - URL: https://keijikokuso.com/2021/07/30/covid19/ - カテゴリー: お知らせ WEB会議システムとSNSを駆使したオンラインサービスで、 いつでも、どこでも弁護士と繋がることができる体制を整えています。 弁護士とオンラインで繋がる、全国対応の「オンライン顧問弁護士」 弁護人法人グレイスは、いわゆる一般的な「顧問弁護士」という枠にとらわれることなく、いつでも、どこでも、必要な時に相談をすることができる顧問弁護士を目指しています。 これを実現するため、弁護士法人グレイスは、顧問弁護士としてのサービスをより身近に、より活用しやすくするための2つの取組みを行っています。すなわち、... --- ---